肯定

先週、仕事で東京に行ってきました。

いやぁ~蒸し暑いのなんのって、

苫小牧の低温&霧雨状態の方がよっぽどマシだと感じてしまうほど。

運動会の順延続きで、

毎日ご馳走作っていたお母さんから怒られそうな話ですが・・・

 

そんな出張先で、流れる汗を拭きつつ会議の中で話題となった話。

日本人は、民族的にネガティブ(否定)な思考をしやすいということ。

長所より短所を気にする性質で、

言い方を変えると“アラ探し”が上手いらしい。

これはまじめでち密な国民性によることが大きいそうだ。

たとえば、工場などの多くの製造現場。

機械や設備、製品の“問題点”を抜けなく見つけ、

改善・改良を加えて素早く解決してしまう。

「モノ」に対しては、このネガティブさが功を奏している。

 

一方、「人」においてはどうか?

「モノ」同様、我々は「人」の問題点である“ミスや失敗”に、

どうしても目が向きやすい。

会社など組織の中では、当然是正が行われる。

ただ、「モノ」と違って「人」には感情がある。

上司などから注意され修正はするが、更なる飛躍は望めない。

弱みをつつかれてばかりでは、

なかなか前向きな気持ちにはなれないからだ。

 

全く同じ話を、日本代表岡田監督が雑誌のインタビューで答えていた。

2対0で勝っている状況でハーフタイム。

以前は、「2-0は一番危険だぞ。1点取られたら2-1だぞ。

そうなれば流れは相手に傾く。今まで何度もそれで負けている」

と、ネガティブな言い方をしていたという。

やばいやばいと思っていると、選手もスタッフも、

本当にそんな気になってしまう。

そうではなく「前半2点取れたのだから、後半も2点取れるぞ!」

と、ポジティブ(肯定)な言い方をすれば、

前者よりは良いプレーが生まれやすいわけです。

 

なるほど、なるほど・・・

振り返ってみれば、自分は超ポジティブだと思っていたが、

ご多分に漏れずネガティブなコーチングをしてしまうなぁ~

弱点は「成長の機会」であり、

ミスは「成長のチャンス」なんだよね。

サッカーは、ミスするスポーツ!

ましてや小学生なら当たり前のこと。

みんな成長のチャンスをたくさん持っているからこそ、

チャレンジしたくなる!ということをしっかり認識しなきゃならない。

 

また一つ、勉強になった出張でした。

有意義だったけど、ホンマに暑かった・・・

おかげで飲みすぎてスッカラカン。

前向きすぎると、こうなるか・・・

 

再見!

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