個性

先週の大会においての出来事。

数人の選手が、試合の勝敗に大きく関与した、

結論から言うと、うれしい話です。

 

泉野の選手はみな個性豊かですが、

中でもおもしろい2人がいます。

MッツとTカト。同じ学年で、仲良し。

どっちも思いっきりオチャラケている。

人の話は聞かないし、すぐ脱線する。落ち着きがない。

まぁ~昔の子どもっていうイメージですね。

自分はもっとひどかったからか、なんとも憎めない存在なんだなぁ~

 

この2人、道新旗予選初日、相手は強豪だというのに、

朝集まった時からいつもの調子。

嫌な予感はしたが、黙っていると、やはり伝染病発生。

病名は、「無関心」。「どうせ先発じゃないし」というような感覚。

ベンチスタートメンバーへあっという間に広がった。

次第に先発組にも影響が…

 

泉野にはスーパースターのような選手はいない。

みんなが持っている力を結集しなければ決して勝てない。

そのためにも、自らを盛り上がらせて、

いい雰囲気・流れを創り出し、泉野のペースに持ち込む必要がある。

当然、ベンチからの声援やコーチングが必要不可欠であり、

ピッチに立つメンバーよりも大切だといえる。

一人じゃ流れは創れない。一人かけても流れは創れない。

この事実を、試合後みんなに伝えた。

 

翌日、MッツとTカトの目つきが変わっていた。

どうやら、少しは試合後の話を理解してくれたらしい。

普段チャラケている分、彼らが真剣に真摯に行動すると、

チームの雰囲気が一気に締まる。良くなる。

監督ごときがダミ声上げるよりはるかに効果抜群。

毒をもって毒を制す…伝染病に対するワクチンみたいなものか…

すぐさま、ベンチスタートメンバーに伝わる。

前日とは全く違う雰囲気。

キタァ~!コレ!コレ!コレだぁっ~!っていう感覚!

 

試合の結果よりも、2人の態度がうれしかった。

勝利は彼らのおかげだ。

サッカーはテクニックばかりじゃないんだよね。

必ず全員に役割がある。

MッツとTカトを含むベンチメンバーが、

ピッチでの役割を少しでも長く務められるよう、

こちらも必死に応援しよう。手伝いをしよう!

 

再見!

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