2009 年 6 月 のアーカイブ

肯定

2009 年 6 月 25 日 木曜日

先週、仕事で東京に行ってきました。

いやぁ~蒸し暑いのなんのって、

苫小牧の低温&霧雨状態の方がよっぽどマシだと感じてしまうほど。

運動会の順延続きで、

毎日ご馳走作っていたお母さんから怒られそうな話ですが・・・

 

そんな出張先で、流れる汗を拭きつつ会議の中で話題となった話。

日本人は、民族的にネガティブ(否定)な思考をしやすいということ。

長所より短所を気にする性質で、

言い方を変えると“アラ探し”が上手いらしい。

これはまじめでち密な国民性によることが大きいそうだ。

たとえば、工場などの多くの製造現場。

機械や設備、製品の“問題点”を抜けなく見つけ、

改善・改良を加えて素早く解決してしまう。

「モノ」に対しては、このネガティブさが功を奏している。

 

一方、「人」においてはどうか?

「モノ」同様、我々は「人」の問題点である“ミスや失敗”に、

どうしても目が向きやすい。

会社など組織の中では、当然是正が行われる。

ただ、「モノ」と違って「人」には感情がある。

上司などから注意され修正はするが、更なる飛躍は望めない。

弱みをつつかれてばかりでは、

なかなか前向きな気持ちにはなれないからだ。

 

全く同じ話を、日本代表岡田監督が雑誌のインタビューで答えていた。

2対0で勝っている状況でハーフタイム。

以前は、「2-0は一番危険だぞ。1点取られたら2-1だぞ。

そうなれば流れは相手に傾く。今まで何度もそれで負けている」

と、ネガティブな言い方をしていたという。

やばいやばいと思っていると、選手もスタッフも、

本当にそんな気になってしまう。

そうではなく「前半2点取れたのだから、後半も2点取れるぞ!」

と、ポジティブ(肯定)な言い方をすれば、

前者よりは良いプレーが生まれやすいわけです。

 

なるほど、なるほど・・・

振り返ってみれば、自分は超ポジティブだと思っていたが、

ご多分に漏れずネガティブなコーチングをしてしまうなぁ~

弱点は「成長の機会」であり、

ミスは「成長のチャンス」なんだよね。

サッカーは、ミスするスポーツ!

ましてや小学生なら当たり前のこと。

みんな成長のチャンスをたくさん持っているからこそ、

チャレンジしたくなる!ということをしっかり認識しなきゃならない。

 

また一つ、勉強になった出張でした。

有意義だったけど、ホンマに暑かった・・・

おかげで飲みすぎてスッカラカン。

前向きすぎると、こうなるか・・・

 

再見!

自信

2009 年 6 月 9 日 火曜日

先ほど行われた監督会議において、

道新杯予選リーグの組合せが決まりました。

泉野は強豪揃いのCグループ。

Cというより「死のグループ」の方がいいかもしれないが、

(おおげさすぎか?)

実は決まった瞬間、正直に「よっしゃぁ~!」という思いでした。

理由はかんたんです。

“高い目標”に決まったからなのです。

 

前回の全日本予選。自信はありました。

選手も、スタッフも・・・

自信の根拠は、過去のイメージと前日の結果。

それは、自分の都合の良い方向へ勝手に解釈した、

根も葉もないものだったけどね・・・

虎視眈々と勝利を狙う相手に対して、

彼らの勢い・モチーベーションなど気にもせず、

ヘンな自信だけの緊張感のない我々。

結果は見えていました。

空虚な自信はもろかった。

 

先日、選手みんなでミーティング。

TVゲームと違って結果のリセットはできないけれど、

将来は新たにセットできる。

今度の目的は、全道大会出場!網走に行くこと。

目標は、Cグループの強豪全部。

高い目標の方が、しっかり準備ができる。

低いハードルでいくら練習しても、高くは飛べないからね!

当然、他のチームも相応の対応をしてくるでしょう。

お互い万全の準備で、ガチンコ勝負に挑む!

結果はさておき、これからの1ヶ月で選手のみんなが得るものは、

計り知れない財産になると思うなぁ~

 

オシムさんの言葉でとっても好きな一言があります。

「本当に強いチームとは、夢を見るのではなく、

 できることをやるものだ!」

どこまで本気でチャレンジできるか分からないけれど、

自分たちのやれるすべてのことを全力でやろう!

本物の自信を得るために!

 

再見!