2009 年 9 月 のアーカイブ

後悔

2009 年 9 月 11 日 金曜日

何かやろうとするとき、特にスポーツなどの勝負事では、

よく「悔いの残らないようにしよう」と口にする。

最近の掲示板にも、いくつか書き込まれているのが見受けられる。

 

悔いが残るというのは、どういうことなのか?

広辞苑を開いてみると、「悔い:あやまちを悔いること」。

さらに、「悔いる:自分のしたことについて、

そんなことをすべきではなかったと思う」とある。

つまり、何かをし終えた後に、

納得しがたい気持ちが残ってしまうということか・・・

 

サッカーは、器用な手ではなく、不器用な足を使うスポーツ。

ミスをするスポーツである。

失敗やあやまちは付きものだから、広辞苑どおりに解釈すると、

プレーヤーはしょっちゅう悔いが残るということになる。

ただ、実際はどうだろう?

多少のミスがあっても、試合後満足のいく場合はよくある。

では、本当に悔いが残るというのはどんなときなのであろうか?

例えば、アプローチをあきらめた途端に、

キーパーがこぼして、決定的なチャンスを活かさなかった場面などは、

まさしく悔やんでも悔やみきれない例であろう。

整理すると、悔いが残るか残らないかというのは、

自分のもっている力を出し切って、

達成感・充実感を得られるかどうかではないだろうか・・・

自分なりのベストをつくす!

勝敗ではない。

やるだけやって負けても、悔しさは残るが悔いは残らない。

同じ“悔”という字を使うが、意味合いは大きく違う。

 

以前、新聞に載っていたことば。

「チャンスの女神、勝利の女神には、前髪はあっても、後ろ髪はない」

 

こちらは、前髪とてっぺんの髪は少なくなりつつ、

サイドと後ろ髪ばかり元気な今日この頃である。

再見!