2009 年 10 月 のアーカイブ

判断

2009 年 10 月 24 日 土曜日

ガラにもないないけれど…と前置きしつつ…

最近の話題の一つに、八ッ場ダムの問題がある。

工事を中止するのか、継続するのか、

地元を巻き込み大いに揺れている。

すでに巨額の資金を投じているが、

日本全体という大きな視点から考えたとき、

建設中止の方がメリットを生むという政府の判断。

 

一方、先般行われた北ロータリー杯。

○○心と秋の空よろしく不安定な天気の中、

なんとか各ブロックの決勝までこぎつけたところで雷発生。

問答無用の即中断、選手はハウスへ避難の指示。

この先の不安定な天候を予測することは困難であり、

選手の安全・健康を考慮したとき、

決勝は中止すべきという関係者の判断。

 

ダム建設と少年サッカーを比較するのは、

ちょっと無理があるかもしれないが、

どちらも「何を優先させるのか」「何が大事か」ということで、

判断は大きく変わる。

八ッ場ダムの場合は、地元より国益であり、

サッカー大会の場合、大会の完遂ではなく選手の安全である。

 

当たり前のようだけれど、自分のような凡人にはなかなか難しい。

なぜなら、そこに妥協や情が入り込むと、

判断は迷い・鈍り・遅れてしまうから…

初志を貫き通す強さが必要なんだよねぇ~

 

判断は、計画に変化が生じたときに必要とされる。

順調なとき、何もないときには、あまり要求されない。

では、判断する際に大切なことはなんだろうか?

ボンクラ頭ながらに、次の三つを

“事前にハッキリさせておくこと”ではないかと思う。

1つ目は、当初の目的と具体的な成果。

2つ目は、活動中のトラブル予測と対応。

3つ目は、責任の所在と責任者の自覚。

スタートとゴールが明らかだと、途中で迷いにくく、

不測の事態を想定しておけば、迅速で的確な判断がしやすい。

最も重要かなって思うのが、

どこの誰が判断をし、いざというとき腹をくくるかを、

周りも本人も認識しておくこと。

誰も判断しない場合、悲劇が待っている場合が多い。

ダム建設だろうがサッカーだろうが、

万事に共通する話なんじゃないかなぁ~

 

おおよその物事は、なかなか順調には進んでくれない。

結果、多かれ少なかれ判断しながら生きている。

デジタル的に白黒決めることができればスムーズなのだが、

自分はアナログ的になってしまうことが多い。

まぁ~ただ、川の流れのように、多少蛇行しつつも、

目的地までしっかり進めればいいんじゃないかと、

言い訳がましく思うのですね。

無駄のように見える回り道も、

以外と人の世には必要なもの。

多すぎる自分はちょっと反省すべきですが・・・

(ちなみに八ヶ場ダムの問題に関しては、個人的に

賛否ノーコメントです)

 

再見!

好き

2009 年 10 月 1 日 木曜日

「好きこそ物の上手なれ」ということわざがある。

自分が好きなことは、一生けんめい努力するので、

どんどん上達するものだということ。

つくづく言い得て妙だと思う。

そんな話。

 

先般行われた本部長杯(3年以下の大会)でのこと。

高学年の大会続きだったので、

久しぶりに低学年のメンバーを見た。

すごく上手になっていたのにびっくり!

もっと驚いたのが、みんな、“大人”になっていた事実。

自分達で時間管理し、準備してコートまで移動、待機、試合、撤収。

当たり前のことを誰に言われるでもなくできている。

みんなで声をかけ合いながら・・・

そんな彼ら全員が必ず言う言葉。

「もっと試合に出たい!もっと試合したい!」

交代したときの悲しい目、出るときの輝かしい目。

本当にサッカーが好きなのだと思う。

 

同日程で開催のオオムラサキカップ(4年生大会)でのエピソード。

大会直前の練習後、4年生を集めてミーティングした際、

一人の選手がはにかみながら、みんなに後押しされながら、

こちらに申し出てきた。

「今度の大会でキーパーをやりたい!」

彼は、この1ヶ月間、チームメイトにお願いして、

ずっとキーパー練習をしてきたらしいのだ。

キーパーをやっている姿をほとんど見たことが無かったので、

ちょっと意外だと思ったが、

本人も含め仲間みんなが応援している様子に了承した。

「やれるところまでやってみなよ」

結果、PK戦で2発止める大活躍!優秀選手に選ばれた。

何が彼を決意させ、努力させ、実行させたのか・・・

まぎれも無く、サッカーが好きだということだろう。

 

好きなことが見つかると、次に必ず“欲”が出る。

「上手くなりたい、あんな風になりたい」、

そして上手くなることによって、

「上手くなってみないと分からない未知の世界を経験したい」。

“欲”は、好きな度合いに比例していると思う。

だからこそ泉野の活動目標は、サッカー好きを増やすことなのだ。

 

スタッフのやるべきこと。

それは、サッカーの楽しさに気付いてもらうこと。

“興味”から“好き”になってもらうこと。

“好き”にさえなれば、あとは自分達でやっていく。

我々は、やりやすいように、もっと“好き”になるよう、

ちょっとだけ手助けをする。これが理想。

 

「選手はサッカーを、スタッフは選手を好きになる」。

こんなチームを目指している。

まだまだ我々の修行が足りませんが・・・

少しずつ、でも着実に進みましょうか・・・

 

再見