朝、通勤バスに乗るため10分ほど歩く。
結構早い時間なので、ほとんど人に会うことはない。
先日、その道すがらで犬の散歩をしている男性と会った。
どこの誰か、全く面識がないのだが、
すれ違いざまに、「おはようございます」と頭をペコリ。
えっ!と驚いた。躊躇しながらあいさつを返した。
「あれ!知っている人だったかなぁ・・・」
「いやいや知らんぞ、人違いでもしているのか?」
などと思いつつも深く考えなかった。
ただ、気分だけは良かった。
数日後、また会った。
すぐさま「あのときあいさつしてくれた人だ!」と気づいた。
ちょっとドキドキしながら歩いていくと、
やはり、すれ違う際に「おはようございます」。
もしやとこちらも気構えていたので、すぐさまあいさつを返した。
今度は考えた。誰なんだ?何故なんだ?
結論は、あいさつに誰彼もなく、理由もないということ。
つまり彼は、ただ単に素直で素敵な人なんだ!
彼とは、1~2週間に一度くらい会う。
今では、こちらからあいさつするようにしている。
勘ぐった無礼を詫びる気持ちを込めて・・・
昨日の道新旗予選最終日でのこと。
試合前にトイレへ行ったとき、
玄関でこれから泉野と試合するチームの選手と会った。
他には誰もいない状況。
何気なく「こんにちは」と言った。
その選手は「えっ!」っという感じで戸惑いつつ、
無言でトイレの中に入っていった。
試合が終わり、結果をパソコンに入力するため、
北斗の部室にいた時、一人の選手が走って入ってきた。
「先ほどはすいませんでしたっ!」と大きな声で頭をペコリ。
例のあいさつを返さなかった選手だった。
正直にうれしかった。
理由はともあれ、あいさつされたことに対して、
返事をしなかった自分が嫌だったのだろうね。
この勇気、たいしたものだと思う。
出来れば、後始末に使うのではなく、
もっと前向きに積極的に使ってくれればと思う。
あいさつを、されて気づいて、して気づく。
あいさつは、新たな出会いを、生み出す元気。
あいさつはいいもんだなぁ~
再見!