2009 年 7 月 のアーカイブ

出会

2009 年 7 月 27 日 月曜日

朝、通勤バスに乗るため10分ほど歩く。

結構早い時間なので、ほとんど人に会うことはない。

先日、その道すがらで犬の散歩をしている男性と会った。

どこの誰か、全く面識がないのだが、

すれ違いざまに、「おはようございます」と頭をペコリ。

えっ!と驚いた。躊躇しながらあいさつを返した。

「あれ!知っている人だったかなぁ・・・」

「いやいや知らんぞ、人違いでもしているのか?」

などと思いつつも深く考えなかった。

ただ、気分だけは良かった。

 

数日後、また会った。

すぐさま「あのときあいさつしてくれた人だ!」と気づいた。

ちょっとドキドキしながら歩いていくと、

やはり、すれ違う際に「おはようございます」。

もしやとこちらも気構えていたので、すぐさまあいさつを返した。

今度は考えた。誰なんだ?何故なんだ?

結論は、あいさつに誰彼もなく、理由もないということ。

つまり彼は、ただ単に素直で素敵な人なんだ!

彼とは、1~2週間に一度くらい会う。

今では、こちらからあいさつするようにしている。

勘ぐった無礼を詫びる気持ちを込めて・・・

 

昨日の道新旗予選最終日でのこと。

試合前にトイレへ行ったとき、

玄関でこれから泉野と試合するチームの選手と会った。

他には誰もいない状況。

何気なく「こんにちは」と言った。

その選手は「えっ!」っという感じで戸惑いつつ、

無言でトイレの中に入っていった。

 

試合が終わり、結果をパソコンに入力するため、

北斗の部室にいた時、一人の選手が走って入ってきた。

「先ほどはすいませんでしたっ!」と大きな声で頭をペコリ。

例のあいさつを返さなかった選手だった。

正直にうれしかった。

理由はともあれ、あいさつされたことに対して、

返事をしなかった自分が嫌だったのだろうね。

この勇気、たいしたものだと思う。

出来れば、後始末に使うのではなく、

もっと前向きに積極的に使ってくれればと思う。

 

あいさつを、されて気づいて、して気づく。

あいさつは、新たな出会いを、生み出す元気。

あいさつはいいもんだなぁ~

 

再見!

個性

2009 年 7 月 15 日 水曜日

先週の大会においての出来事。

数人の選手が、試合の勝敗に大きく関与した、

結論から言うと、うれしい話です。

 

泉野の選手はみな個性豊かですが、

中でもおもしろい2人がいます。

MッツとTカト。同じ学年で、仲良し。

どっちも思いっきりオチャラケている。

人の話は聞かないし、すぐ脱線する。落ち着きがない。

まぁ~昔の子どもっていうイメージですね。

自分はもっとひどかったからか、なんとも憎めない存在なんだなぁ~

 

この2人、道新旗予選初日、相手は強豪だというのに、

朝集まった時からいつもの調子。

嫌な予感はしたが、黙っていると、やはり伝染病発生。

病名は、「無関心」。「どうせ先発じゃないし」というような感覚。

ベンチスタートメンバーへあっという間に広がった。

次第に先発組にも影響が…

 

泉野にはスーパースターのような選手はいない。

みんなが持っている力を結集しなければ決して勝てない。

そのためにも、自らを盛り上がらせて、

いい雰囲気・流れを創り出し、泉野のペースに持ち込む必要がある。

当然、ベンチからの声援やコーチングが必要不可欠であり、

ピッチに立つメンバーよりも大切だといえる。

一人じゃ流れは創れない。一人かけても流れは創れない。

この事実を、試合後みんなに伝えた。

 

翌日、MッツとTカトの目つきが変わっていた。

どうやら、少しは試合後の話を理解してくれたらしい。

普段チャラケている分、彼らが真剣に真摯に行動すると、

チームの雰囲気が一気に締まる。良くなる。

監督ごときがダミ声上げるよりはるかに効果抜群。

毒をもって毒を制す…伝染病に対するワクチンみたいなものか…

すぐさま、ベンチスタートメンバーに伝わる。

前日とは全く違う雰囲気。

キタァ~!コレ!コレ!コレだぁっ~!っていう感覚!

 

試合の結果よりも、2人の態度がうれしかった。

勝利は彼らのおかげだ。

サッカーはテクニックばかりじゃないんだよね。

必ず全員に役割がある。

MッツとTカトを含むベンチメンバーが、

ピッチでの役割を少しでも長く務められるよう、

こちらも必死に応援しよう。手伝いをしよう!

 

再見!