2011 年 9 月 19 日 のアーカイブ

収穫

2011 年 9 月 19 日 月曜日

先ごろ、会社の畑で、ジャガイモを掘った。

出てくるのは、ピンポン玉に毛の生えた程度の大きさ。

みんな小さい。

あれれ!今年は不作だなぁ~って思っていた矢先、

近所の家庭菜園では見事な収穫ぶり。

どちらかというと、

火山灰的な土質でやせた感は否めない土地に見えるのに…

さぞ、肥料とかをどっさりと入れているものと、

勝手に憶測していた。

 

先日、その菜園の持ち主と話をする機会があった。

「今年は、会社のイモがぜんぜんだめだったのですけど、

ここは立派なのがごろごろしていますね!何が違うのですかね?」

と聞いてみた。

「土じゃないですか…」とのこと。

確かにいつも土をさわっている姿を目にする。

軽石を取り、土を鋤(す)いて、

枯れ草やコンポストで作った自家製の肥料を、施している。

あまり広くないその家庭菜園には、

いろんな野菜が植えられているが、

確かにどれもこれもよく育っている。

1m当たりの収穫率はかなり高いであろう。

見ていて、ふと思った。

野菜そのものが持っている生命力というのか、

元気に成長したいという欲なのか分からないけど、

いい土は、それらの野菜の個の力をはぐくむのではないかと…

土の力、“土力”か!

 

選手を野菜に例えるのは如何なものかもしれないが、

サッカークラブも菜園も同じ様な気がする…

“土”に相当するのは、

クラブが掲げるミッション(使命)や

ビジョン(目指す姿)などの理念であり、

父母会やスタッフなどの支える組織である。

選手一人ひとりが、

元気でなかよく楽しく個性を伸ばすことができるよう、

“土”のなすべきことしっかり見極めていくことが

重要なのだろう。

 

「本当の園芸家は、花を作るのではなくて、土を作る」

チェコの作家、カレルチャペックのことば。

以前、新聞に載っていたこのことばを思い出す。

そうだよね、選手はいい環境(土)さえあれば、

自己の力でぐんぐん伸びていく。

そして、その時(収穫の時)がきたら、

見事な味の出る選手になる。

一見地味に見える土作りこそ、

われわれスタッフや父母会が力を注ぐべきことですね。

買ってきた科学肥料を大量に入れても、いい土は生まれない。

手塩にかけた自家製肥料(選手への真摯な思い)を、

手を抜くことなく入れつつ耕す努力が、土力になるかな…

 

再見!